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2006.08.20-12.27

-2006.12.27の雑感- (「モライモノ」追加時)
 やらないで悔やむより、
 やって悔やんだ方がましだ、なんて嘘だ。
 どう足掻いても取り戻せないことがある。
 失ってからそれを知ったら、どうすればいい?

 拙作『sweet sleep』に絡むと、何でも負の方向に行きがちな傾向がある。
 でも、失ってから気付くなんて悲劇を回避するには、
 フィクションでも使って顧みる機会を設けないと駄目かな、とも思う。
 いい人生を送るには、覚悟を携えにゃならんです。覚悟のない実行はろくなことにならない。
 それにしても、悲劇はただそれだけで見栄えが良いから困り者ですな。
 実際にまみえると、こんなにしんどいことはないのに。


-2006.12.15の雑感- (拙作『sweet sleep』投下時)
 言いたいことに限って、喉でつかえて、
 言いたくないことに限って、口をついて出る。
 言葉なんて、残酷なものだ。

 ええと、今回の更新はクリスマス仕様です。一応。
 いわゆる「三つの願い」の物語に挑んだわけなんですが、
 叱られました。はい。色々な人に。すみません。
 でも、仕掛けとしてはちゃんとしてるでしょう?
 大事なことはきちんと伝えたいよね、というお話ですよ?
 まあ、言葉というものが残酷なのなら、
 それを使う人間はもっと残酷だ、ということですかね。

 皆々様に置かれましては、どうか、悔いのないクリスマスをお過ごしくださいませ。


-2006.12.07の雑感- (連作『Iron butterfly』第五話投下時)
 ナントカと鋏は使いようと言いますが、
 馬鹿ってやつは、当方、嫌いじゃないんですな。
 なんですか、愛嬌に通じる部分があるでしょう、あれって。
 「馬鹿だなあ、あいつ」なんて言っちゃうような時は、
 呆れながらも父性だとか母性だとかがくすぐられたりしてることが多い。
 それと、少しの羨望があるような気がする。
 馬鹿になれる時って、結構貴重なんではないかと思う今日この頃。
 
 ということで、今回の更新は、馬鹿話です。
 ガス抜きがしたかったんです、これ書いてた時。
 問題は、馬鹿な奴が出てくると言うよりも、これを書いた奴が馬鹿だろうということ。
 つまんなかったらすみません。
 あ、一応「流血注意」にしてはいますが、大したほどのもんではないかと。


-2006.11.30の雑感- (拙作『道化者』投下時)
 くどくどと誰かに高説のたまうようなのは、もうやめだ。
 真っ向切って正論吐くようなのは好みゃしないのだ。
 大体にして、本当のことを本当のままに言ってもろくなことがないし面白みもない。
 面白い出来事に「健全」なんてものは不要なのに違いない。
 少なくとも、天国で安穏に過ごす善人よりも、地獄で足掻く悪人の方が見応えがあるに決まっている。

 謙虚だか自虐だか知らんが、最近ダウン気味の様相を呈しつつあった我が吟月堂に
 ちっぽけな小石を投じてみようかと思い、久々フルオリジナル掌編を更新。
 わけあって江戸川乱歩の『芋虫』を読み耽っていた、躁鬱で言えば間違いなく鬱の時期に書いたもので御座い。
 文体にも御大の影響を受けている様子がありありと表れております。恥ずかしい。
 まあでも、このサイトの振り幅を示すには格好の代物と思いまして。
 どちらかと言えば、自分はこちら側の人間だと思うですよ。


-2006.11.22の雑感- (連作『Iron butterfly』第四話投下時)
 「日常」というものは、保つのが難しい。
 ほんの少しのひずみや、ちっぽけな挫折が積み重なるだけで、いとも簡単に見失ってしまう。
 住み慣れた家への帰り道を忘れるなんてことが、あるはずもないのに。
 膝抱えて、うずくまって、耳ふさいで、目を閉じて、誰にも会わないで、
 そうやって暮らせたら楽だろうなあとぼんやりと思う近頃。
 そんなものは日常でも何でもないし、そもそも面白くも何ともないだろうに。

 今回更新した『Iron butterfly』の第四話は、あまり面白くないかもしれません。
 他人の日常なんて、さして愉快なものでもないので。
 自分の帰る場所を確認するには、出掛けることが必要なんであって、
 安全圏を出れば、それなりに良くも悪くも色々とあるに決まってる。
 そんな当たり前のことを思い出すのに、最近、やたらと時間がかかる。
 誰かの目にどう映ろうと、少なくとも自分には愉快な日常を過ごしたいもんですな。


-2006.11.14の雑感- (拙作『あと一時間だけ』投下時)
 管理人の名前である「水森弐参」は、何故水森弐参か、と申しますと、
 まあ自分の生まれ育った地名から取っているんですが、
 「弐参」の方には「少々」の意味も含ませておりまして。
 ええ、「二三、お聞きしたいんですが」とかの、ニサン、です。
 そんなもんでいいんです。
 ちょっとしたもの、ちょっとしたこと、そういうもんが好きなんです。

 ということで、キリ番リクエストを「弐参さん」の233で承りました。
 そういう小ネタのようなもの、当方、大好物です。
 御題を頂きまして今回更新しましたものも、ショートショートであります。
 ある意味本領発揮の小話、お楽しみ頂ければ幸いです。


-2006.11.13の雑感- (「モライモノ」追加時)
 近頃、創作意欲を持て余している。
 作りたいものが色々あって、作っているものが色々あって、
 なのにもかかわらず、仕上がってないものだらけでどうするつもりだ、俺様よ。
 どういう形であれエンドマークがついていないものは、自分にとっては無いものも同然なのです。
 それで楽しめるのは内輪の人間だけなんであって、それはそれで楽しくはあるんだけども、
 そんなマスタベーションはもうお腹一杯だからいいんだよ。そうだろう、俺様よ。

 そんなことを言っているのにもかかわらず、久々の更新が「モライモノ」。嘆かわしい。
 だがしかし、紛うことなく逸品ですので、どうぞお見逃しなく。
 芳之氏が、またしても拙作の登場人物を具現化してくださいました。自慢。
 サイトをやってて良かったと感じる、至福の瞬間。
 創作やってて良かった。益々励もうぞ、俺様よ。
 そろそろ自作をアップする予定ですので、どうぞよしなに。


-2006.11.07の雑感- (私事)
 人間は記憶を改竄するから、
 少なくとも自分にはそういう癖があるから、
 せめて、その時の気持ちを残しておきたかった。
 本当のことばかりをありがたがる性格は持ち合わせていないけど、
 たまには、嘘を吐かない日があったっていいんじゃないか。

 前回の更新はそんな動機でした。
 素直すぎて、読み返すには恥ずかしい代物ですが、
 これも何かの縁と思って、とっておくことにします。
 御心配をかけた皆さん、ありがとう。
 弱音を吐かせてくれて、ありがとう。
 救われました。ありがとう。


-2006.11.04の雑感- (私事)
 あっけないものだ。
 人がいなくなるなんて、あっけないものだ。

 いなくなった時に、自分は何も知らずに日常を過ごしていた。
 帰り道で知らされて、ああそうか、そうなんだな、とどこか納得した。
 さっきの連絡は、そういうことだったんだね。うん、そうかな、とは思ってたよ。
 静かな会話を交わして、帰宅した。

 玄関に入ると、嗅ぎ慣れない香の匂いに、鷲掴みにされた。

 いつものように床に横たわる姿も、
 きれいで安らかな寝顔も、
 それはとても普通のことのようで、
 ただ掛けられた布団が上下しないことだけが不思議に思えた。
 とても静かで、ただ自分の中にあるものだけが激しかった。

 あっけないものだ。
 人がいなくなるなんて、あっけないものだ。
 そのあっけなさと釣り合いを取ろうとするように、
 自分は堪らない気持ちに襲われているのだ。
 それだけのことだ。

 だから今は、声を上げてしまっても許して欲しい。
 もう声を上げることもできない人の代わりに、泣くことを許して欲しい。

 それもいつか思い出になる。
 静かであっけない思い出になるから。


-2006.10.31の雑感- (「モライモノ」追加時)
 月を。
 閉じ込めることができたら、どんなにか落ち着けるだろう。
 あの、人を惑わせるものを閉じ込めることができたら。
 月を。
 手に入れることができたら、どんなにか愉快だろう。
 あの、人を狂わせるものを手に入れることができたら。
 月を。

 euko様からflash作品を頂戴しまして、
 公開用の雑感を書いてみたらば、想像以上にしっくりきました。
 自分の心持ちに。
 流石はeuko様、管理人の考えることなんざお見通しでらっしゃるか。
 この調子で「吟月堂」に花を添えて頂けると恐悦至極なんですが。


-2006.10.27の雑感- (連作『Iron butterfly』第三話投下時)
 「いかがわしい」と付くだけで何でも魅力的に思えるのは気のせいだろうか。
 いかがわしい衣装、
 いかがわしい食事、
 いかがわしい住居、
 いかがわしい絵画、
 いかがわしい映像、
 いかがわしい小説。
 ほら、見てみたくはならないか?

 そんなわけで、「吟月堂」は本領を発揮します。詳しくは『Iron butterfly』の第三話をどうぞ。
 年齢制限を設けるほどではないと思ってそのまま公開しておりますので、あしからず。
 ところで、絵が入ると成人指定が発生するのに活字だと一般の書籍と一緒に書店に並ぶというのは、
 「知ってなきゃ読んだってわからない」というクッションが発生するからだと思うんですが、
 想像力を掻き立てられるようなものの方がそそられるんですよ、自分は。
 そういう意味でも「いかがわしい」は魅力的なんであって、
 まあ自分は変態だってカミングアウトですよ。


-2006.10.12の雑感- (連作『Iron butterfly』第二話投下時)
 アルコールってやつは、なかなかに利く。
 羽目を外してしまっても、
 大胆になってしまっても、
 弱音を吐いてしまっても、
 少しくらいなら許されてしまうから。
 もっとも、そうでもしないと剥がせない仮面を被り続けているというのは、
 その時点で幸福ではないのかもしれないけれど。

 拙作『Iron butterfly』は舞台が舞台なだけにお酒は欠かせないのでして、
 下戸の癖に飲酒を好む作者にはたまらん話だったりします。
 法に触れなきゃいいんだ、の精神でおりますので、御付き合いの際はご注意をば。
 これからどんどんよろしくない方向に向かう予定ですので……。


-2006.10.07の雑感- (小型バナー追加時)
 入口ばかりが大仰でも、行った先で拍子抜けさせては意味がない。
 外面がどうであれ、掲げる意志の大きさは変わらないのだから。

 だとしたら、かさばらないのはいいことだ、と思いまして、小型のバナーを追加致しました。
 これで、小さく直リンクさせたい人も安心。いれば、ですが。
 しかし、バナーってやつはなかなかに侮れん。
 眺めていたら掲げたくなっちゃったので、色々と参加させて頂きました。
 同盟は自己紹介の意味合いが強いですが、ネガティブなものが多いのは偶然。
 偶然ですとも。


-2006.10.01の雑感- (拙作『せかいのなりたち』投下時)
 縁というものが好きだ。
 何がどうというわけでもないのに、ちょっと嬉しくなる感じがいい。
 駅に着いたら丁度乗る電車が来たとか、
 本屋に行ったら偶々ぐっとくる本が平積みされてたとか、
 知り合ったばかりの人と喋ってみたら同郷だったとか、
 何とも控えめでいいじゃあないですか。

 当方、サイト下部にこっそりとカウンターなんぞ置いているんですが、100ヒットのご報告を頂きました。
 やれ嬉しや、調子に乗ってお題を頂いてちょっとした小話を贈らせて頂きました。
 で、せっかくなのでここにも載せてやれ、と。
 これもまた縁だと思って、見てやってくださると更に嬉しいです。


-2006.09.27の雑感- (「モライモノ」追加時)
 誰かに見られ続けるのは、結構な苦痛なわけだが、
 誰にも見られないのは、もっと苦痛なわけだ。
 誰の目にも留まらない自己主張なんてものは、所詮マスターベーションみたいなもんだ。
 まあ、それでも気持ちいいからやっちゃうんだろうけど……おっと、話が逸れた。いかんいかん。
 「吟月堂」は健全なサイトです。よ?

 そんなわけで、頂きました。ええ、頂きましたとも。
 拙作『Iron butterfly』のキャラクターが具現化! 素晴らしい!
 そもそも文字情報しかないところから絵に起こせるという能力は凄いと思うんですよ。自分、絵心無いんで。
 少なくとも自作で「こんなのイメージじゃないやい!」という絵をかかれたことはなく、
 まあ要は大満足ですよ芳之様。ありがとうございます。
 で、お次は誰ですか? 何なら描きやすそうなキャラクターを出しますよ?(本末転倒)


-2006.09.17の雑感- (連作『Iron butterfly』第一話投下時)
 私、水森弐参は「にせもの」をこよなく愛しております。
 贋作や紛い物だってだけで悪く言うのは、違うんじゃねえのかと。
 言ってみりゃ小説もフィクションだから、間違いなく偽物なんであって、それでもそこには真実が載っていたりもする。
 「偽物」は「似せ物」。まことのものに似せたもの。
 そこに、まことへの憧憬を見るわけで御座います。
 そもそも、まことをありのままに表すってのは、人間業ではないように思う。
 だって人間は言葉を使う生き物で、言葉という道具は「ありのまま」を表すのがすこぶる苦手だから。
 言葉は無力で、それでも真実に近付くための足掻きとして使わずにはいられない、というのが持論。

 新作『Iron butterfly』は、当サイト初のシリーズものにして初のライトノベルでして、まあ「偽物」をテーマに書いてるわけです。
 フィクションやミニチュアなどの、現実の似せ物を好む人間が書いた、偽物の物語です。
 散々大層なことを言っておいてなんですが、その実、そんな大仰な物語ではありません。
 どうぞ軽い気持ちで覗いてやってください。
 あ、ちなみに偽物好きと言っても、盗作の類は嫌悪しておりますのであしからず。
 他人の褌で相撲を取るのは、ちょっとねえ。


-2006.09.06の雑感- (サイトロゴ変更時)
 「こだわり」という言葉に、本当は、良い意味はないのだ。
 無駄な意地や、無益なプライドのことを言っているのだ。
 そんなちんけなものは手放すに限るのだ。
 身軽になれば、視野も広がるのだ。

 ということで、サイトのロゴを変更しました。
 否、正確に言うとロゴ自体は変わっちゃいないんですが。
 背景を鼠色にしているもので、従来のロゴだと透過してしまい、三日月の部分が埋もれてしまっていたのです。
 そんなロゴを枠に閉じ込めて、掬い上げました。
 なので、変更と言うよりは改良と言うべきか。
 そう簡単にこだわりは捨てられないよ、というお話。


-2006.08.29の雑感- (メールフォーム設置時)
 片思いというのは、なかなかにつらい。
 色恋沙汰に限らず、思いが一方通行だと虚しくなる。
 言いたいのに聞いてもらえなかったり、
 伝えたいのに伝わらなかったり。
 嗚呼、もどかしい。

 そんなわけで、メールフォームを設置致しました。
 「ゴカンソウ」なる新規ページに御座います。どうぞ、御覧あれ。そして御使用あれ。
 無記名上等、駄目出しばっちこい。
 でも、双方向に繋がれるといいな、と淡い期待を抱きつつ。


-2006.08.27の雑感- (トップページ改良時)
 ダブルミーニングというものが好きだ。
 一粒で二度美味しい、気分になれる。
 言うことは減らしたい、でも伝えたいことは減らしたくない。
 そんな我儘にお答え頂けるわけですよ。
 すっきり 且つ しっかり、ですよ。なんて素敵。

 というわけで、各ページへのリンクをアイコン化しました。
 カーソルを載せると、もれなく説明が出ます。
 これだけでショウカイのページ要らず。
 なんて便利。


-2006.08.20の雑感- (拙作『七夕片恋』投下時)
 ぎゅっとしたものが好きなんだな、と。
 私事なんですが、某創作小説サイト様を覗いていて実感しまして。シリーズものよりも読み切りが好きだったのです。
 映画は二時間を切るくらいで、無闇に続かないものがベスト。
 考えてみれば、ミニチュアなんかも大好き。
 「掌編小説」って言葉が、もう、たまらん。掌に乗るような小ささなわけですよ。
 そのくせ、読んでみると余韻がじわじわと広がるわけで……なんてにくいやつ。
 そんなわけで、更新した拙作は、ワンショットノベルであります。ショートショートってやつですね。
 いや、もはや散文詩と言ってもいいくらいの短さ。掌にだって書けちゃう。そこだけは自慢。
 楽しんで頂けると良いのですが。

 蛇足:現在の個人的ベスト・オブ・ショートショートは、
 星新一さんの「ある夜の物語」(角川文庫「未来いそっぷ」収録)。じわっと幸せな気分になれます。なりました。
 立ち読みできる長さですんで、興味のある方は一読あれ。




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